つぎはコレ読みたい ~コージーミステリ三昧~

果てしない積読山脈をじりじりと登攀中。さらに山を高くするべく(?)新刊の中から自分が読みたい本、みんなに読んでほしい本を紹介しています。ミステリ全般、コージーミステリ、SF&ファンタジーを中心に。

気になる新刊 ~2019年1月~

 

Dead as a Door Knocker: A House-Flipper Mystery (English Edition)

Dead as a Door Knocker: A House-Flipper Mystery (English Edition)

 

 

『Dead as a Door Knocker』 by Diane Kelly

シリーズ名:House-Flipper Mystery #1

カテゴリ:コージー

 

 企業の資産管理部門で働いていたホイットニーだが、いずれは中古住宅をリノベーションして転売するというのを仕事にしたいと思っている。そんな彼女がいとこにも資金協力してもらい、複雑怪奇な書類手続きを乗りこえてようやく手がけることになったボロ家には、後から後から問題続出。その極めつけが、彼女の飼い猫ソウダスト(おがくずの意)が花壇で見つけた死体が売主のものだったこと。すでに抵当に入っているこの家が抵当流れになってしまえば大損だ。そうなる前に事件を解決しなければ!

 

 作者ダイアン・ケリーは元税務顧問で、その経歴を活かしたロマンティックミステリシリーズや、警察官体験プログラムの経験からヒントを得た警察犬が活躍するシリーズが人気。

 この新シリーズで取りあげるテーマは「ホームリノベーション」。アメリカでは自宅の改装・改築を自力でやろうとする人は多く、それが高じて趣味に、さらにはそれを仕事に、というルートが珍しくないのか、ホームリノベーションものはいろいろな作品が出てますね。そして古い家にはいろんなモノが隠されていたり隠れていたり……。どんな話が転がり出てくるか、今後も楽しみなシリーズです。

 

 

 

The Family Secret: A gripping emotional page turner with a breathtaking twist (English Edition)

The Family Secret: A gripping emotional page turner with a breathtaking twist (English Edition)

 

 

『The Family Secret』 by Tracy Buchanan

シリーズ名:ノンシリーズ

カテゴリ:スリラー

 

 10年前に子供を亡くしてから、アンバーは自分のギフトショップの経営に没頭してきた。一時停止したような時間を生きていたある日、アンバーは近くの海岸でひとりの少女を保護する。怪我をしたその少女は、自分の名前も、どこから来たのかも覚えていなかった。

 グウィネスは野生動物のドキュメンタリー制作という仕事のため、世界中を飛びまわっている。スコットランドにいたとき、凍えるような湖で溺れそうになったグウィネスはマクラスキー一家に助けられ、彼らの家に滞在することになるが、この一家にはある秘密が隠されていた。

 

 2つの時間軸を行きつ戻りつしながら進むストーリーで、家族というもの、家族だからこその秘密、喪失や愛について語られる。家族ドラマを得意とする作者ならではの辛さも愛おしさも心に染み入るような作品。

 

 

The Gutter Prayer (The Black Iron Legacy Book 1) (English Edition)

The Gutter Prayer (The Black Iron Legacy Book 1) (English Edition)

 

 

 

『The Gutter Prayer』 by Gareth Ryder-Hanrahan

シリーズ名:The Black Iron Legacy #1

カテゴリ:ファンタジー

 

 人間と魔術師、古きものどもが100年も続けてきた魔術戦争に放りこまれたのは、3人の若き盗賊たち。盗賊ギルドの長に裏切られた彼らは復讐を誓うが、その過程で彼らが住む街の黒い真実があばかれ、彼らが生まれる前から仕組まれてきた、危険に満ちた陰謀も明らかになってくる。

 孤児のカリは過去も未来も闇に包まれた放浪者。悪鬼(グール)のラットの氏族は街の地下世界を脅かす。ストーンマンのスパーはおそろしい病のために体がしだいに石化していく。最終決戦に立ち向かう彼らを支える絆とは。

 

 トールキンの『指輪物語』の舞台〈中つ国〉に関する著作もあり、クトゥルー神話にも通じていて、ゲームデザイナーでもある作者、というだけでもう、いろいろ期待してしまう。RPGやホラーなどゲームを原作とする小説や、ゲーム化される小説が注目される昨今、気になる作家、シリーズになりそう。

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