Paws for Murder by Annie Knox

Paws for Murder: A Pet Boutique Mystery

 長年の恋人に別れを告げて故郷のミネソタ州メリーヴィルに帰ってきたイジー・マクヘイルは、親友レナとともにペットブティック〈トレンディ・テイルズ〉を開店することにした。ところが、にぎやかなオープンイベントの後、開店に反対していたシェリー・ハーパーが店の裏の路地で死んでいるのが見つかった。

シェリーを殺す理由がありそうな人は多くいるのに、なぜかレナが重要参考人になってしまい、親友を救うため事件に首を突っこむイジー。

個人的にはペットに服を着せる趣味はないけれど、何かのイベントにかこつけてそれらしいコスプレ（？）をさせたい気持ちはわからなくもない。SNSなんかでシャレの効いた衣装というか着ぐるみみたいになったのを着せられてはしゃいでたりムスッとしてたりするペットたちを見るのはなかなかおもしろい。

このシリーズ主人公のイジーはそんなペット用の服のデザイナーでありブティックのオーナーでもあるということで、どんな服を作っているのかも興味あるところ。もちろんミステリの本筋とはなんの関係もないことだけど、季節ごと、イベントごとにこんなデザインのができた！　なんて話題がでてくるのなら楽しみ。

そのときにはきっと、カバーにも描かれてるワンニャンたちもモデルさんになるんだろうなぁ。

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Trudy, Madly, Deeply by Wendy Delaney

Trudy, Madly, Deeply (A Working Stiffs Mystery Book 1) (English Edition)

 離婚したチャーメイン（チャー）・ディグビーは故郷ワシントン州の海辺の町、高齢者の移住先として人気のポートメリットに舞いもどり、祖母と同居することになった。

彼女がどうにか郡の検死官代理に採用されたのは、犯罪に立ち向かう姿勢というよりは、人間ウソ発見器ともいうべき能力のおかげだった。

チャーの初出勤の日、その日に退院する予定だったトゥルーディという女性が不審な死を遂げた。彼女はチャーの大叔母アリスの親友で、トゥルーディの死は郡立病院で相次いでいる連続不審死の1つではないかといううわさが立ったことからチャーは手がかりを探し始める。

レビューではジャネット・イヴァノヴィッチのステファニー・プラム・シリーズと似てるという声があるので、もしかするとわたしの好みではないかも？　

それでもやっぱり、離婚したヒロイン、口の悪い幼なじみが警察官、町のゴシップが渦巻くダイナー、なんて定番の道具立てがそろっているとなれば・・・見過ごせないわ。

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That Old Flame of Mine by J.J. Cook

That Old Flame of Mine (A Sweet Pepper Fire Brigade)

テネシー州のグレートスモーキー山脈にある町、スイートペッパーを舞台にした〈スイートペッパー消防団〉シリーズ第１作。

シカゴで消防隊員をしていたステラ・グリフィンは、恋人が浮気したのを知って人生を仕切り直そうとシカゴを飛びだして、テネシー州の小さな田舎町スイートペッパーに流れ着いた。

そこで消防団長を務めることになったステラは、仲良くなったばかりの友人トーリィが自宅の火事で死んだことに不信感を持ち、調べ始めるが……それを手伝ってくれることになったのは前任者のエリックの幽霊だった！

いくつか読んだレビューによれば、どうもこのエリックの幽霊というキャラがおもしろそう。ド定番とはいえ、新しい恋人候補になりそうな警察官もなかなか魅力的なようだし、ステラの家族に関する埋もれた事実なんてものも掘りおこされるらしく。。。

来年早々には第４巻が発売になるそうで、１～３巻とも読者の評価が高く、順調に人気が出ているらしいのも楽しみ。

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One Hot Murder by Lorraine Bartlett

One Hot Murder (Victoria Square Mystery)

〈本の町の殺人〉シリーズも続きが気になるローナ・バレットのもう一つのペンネーム、ロレイン・バレット名義による〈ヴィクトリアスクエア〉シリーズ第３作。

職人たちの手作り作品を委託販売する《アルチザン・アレイ》を亡き夫から受けついだケイティが、関わるつもりのなかった店の経営に戸惑いながらも奮闘する。

同じヴィクトリアスクエアに店を構えるピッツェリアの上階にケイティが引っ越してくる。ピザを焼く窯の上にある部屋なのにエアコンがないのは、冬ならまだしも、熱波が襲う季節にはたまったものではない。

その熱波のさなか、火事で焼け落ちた家具店の焼け跡から見つかった死体は焼死ではなく銃で撃たれていた。

警察にイヤな顔をされながらも、ケイティは 真犯人を捜しにかかる。。。もちろん。

１、２作目を読んだのがもう２年以上前なのでだいぶん登場人物たちの関係とか忘れてると思うけど、これも２０１３年発売で購入したまま積みあげられてるので読んであげたい。このあと本シリーズは続きが出てないみたいなのが気になるなぁ。もう書かないのかしら。

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