つぎはコレ読みたい ~積ん読は積ん徳なり~

積ん読は積ん徳。駆け出し翻訳者が毎月「コレ読みたい!」新刊本を紹介しています。ミステリ全般、コージーミステリ、SF&ファンタジーを中心に。

気になる新刊 ~2018年7月~

半年ほどお休みしてましたが、再開しますよ~ヾ(*´∀`*)

これまではコージーミステリに絞って紹介してきましたが、もう少し幅を広げてミステリ全般やSF&ファンタジーからも取り上げてみたいと思います。

よろしくどうぞ。

 

 

 Fishing, Forest & Forgery

by Tonya Kappes

シリーズ名:Camper & Criminals #3

カテゴリ:Cozy

ページ数:280ページ

 

ニューヨークで華やかに暮らしていたメイ・ウェストだが、夫が出資金詐欺で逮捕されたおかげで一文無しのホームレスに!? 没収を逃れた財産はケンタッキー州にあるキャンプ施設とRV車のみ。そこでキャンプ場の経営者として人生をやり直すことにしたが……。

 

ケンタッキー州ノーマルという場所はノーマルなところがひとつもない! 風光明媚とは言い難いこの土地で観光業はやっていけるのか? キャンピングカー暮らしも慣れてきたメイの活躍に期待したい。

 

1、2作目は約200ページと短めなこのシリーズ、さらりと読める箸休めみたいな気軽さがうれしい。

 

 

 

The Girl in the Letter

by Emily Gunnis

シリーズ名:ノンシリーズ

カテゴリ:Mystery

ページ数:384ページ

 

1950年代のイギリス。未婚の母は施設に集められ、出産を終えると子供は強制的に養子に出されていた。

 

半世紀以上の時が流れた現代。ジャーナリストの卵サマンサ・ハーパーはふとしたことからこの収容施設にいた若い母親からの手紙を受け取る。そこに書かれた死の謎を解こうと動き出すが、その施設はいままさに取り壊されようとしていた。

 

つい先日も妊娠した女子生徒が「自主退学」を迫られるケースが多いというニュースを見たばかり。望まない妊娠・出産や、養子縁組など、少子化の時代だからこそ授かった命を社会全体で支えていくということについて、考えさせてくれそうな問題作。

 

 

Redemption’s Blade

by Adrian Tchaikovsky

シリーズ名;After The War #1

カテゴリ:SF&Fantasy

ページ数:520ページ

 

10年前、地中深くから呼びだした怪物たちの一団を引きつれた半神半人の背教者キンスレイヤーが復活した。玉座は覆され、街は崩壊したが、キンスレイヤーはついに息絶えた。

 

戦いを生き延びたセレステインは、世界を立て直そうとヨルグァンの兵士たちとともに地道に励んでいたが、彼女の前には不信感と私欲から抗争をくりかえす敵の残党が立ちはだかる。

 

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