つぎはコレ読みたい ~積ん読は積ん徳なり~

積ん読は積ん徳。駆け出し翻訳者が毎月「コレ読みたい!」新刊本を紹介しています。ミステリ全般、コージーミステリ、SF&ファンタジーを中心に。

『Murder on the Rocks』 by Allyson K. Abbott

 

Murder on the Rocks (Mack's Bar Mysteries)

Murder on the Rocks (Mack's Bar Mysteries)

 

 誰もが顔なじみの地元のバー、その名も〈マックス・バー〉を経営するのはマックことマッケンジー・ダルトン。じつはトラブルを”嗅ぎ分ける”超感覚の持ち主だ。
ある日、そのバーの裏通りで死体を見つけたマックはすぐさま”臭う”ことに気づいた。なにしろ、8ヶ月前にマックの父親が射殺されたのがまさにその場所で、今回の被害者はその父の元ガールフレンドだったから。担当刑事ダンカンも2つの死には関連があるとみてマックに協力を求めるが、あらゆる証拠が指し示す容疑者はマック自身・・・。

 

マックの「超感覚」というのはどうやら「共感覚」のことらしい。ある音を聞くと特定の色のイメージが浮かんだり特定の味を思いだしたりする。超能力とは違って、現実にこういう人はけっこういるらしいので、うさんくささはなさそう。

〈マックス・バー〉は元々、父ビッグ・マックが経営していたもので、彼の死後に娘のリトル・マックが受けついだという設定。店の上階に住んでいるというから、(リトル)マック自身も常連客たちとはすでに顔なじみだろうし、常連客たちも勝手知ったるなんとかで店ごとマックの応援団みたいなものか。町のうわさが集まるバーというのも情報の宝庫のはず。

 

いくつかのレビューを読むかぎり、これはとってもわたし好みなシリーズじゃないかと期待が高まります。

  

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