Don't Forget Me (Levi Kant Book 1) (English Edition)
- 作者: B.C. Schiller
- 出版社/メーカー: Thomas & Mercer
- 発売日: 2019/10/15
- メディア: Kindle版
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『Don’t Forget Me』 by B.C. Schiller trans by Annette Charpentier
シリーズ名:Levi Kant #1
カテゴリ: スリラー
精神科医オリヴィア・ホフマンの夫と娘が失踪してから5年が過ぎた。ウィーン郊外の採石場で十代の少女リサ・マンツの死体が見つかったのも、同じく5年前だった。あれ以来、夫と娘が失踪した日になると、オリヴィアのもとに差出人不明のハガキが届くようになった。誰がなぜ、遺憾のメッセージを送ってくるのか。
オリヴィアは担当する患者のひとりから、生きているリサを目撃したと聞かされたことをきっかけに、当時捜査に当たったレイヴィ・カーント刑事とともに調査を始める。リサがまだ生きているなんてことがあるだろうか? オリヴィアの愛する家族の失踪と何か関係があるのか?
だが動き出したとたん、ふたりは命を狙われるようになる。
*ドイツ語からの翻訳。
B.C. Schillerはオーストリアの作家で、カップルで書くときのペンネーム。自主レーベル出版のスリラー作家としてはそこそこ人気はあるようだけど、英訳にこぎつけた経緯までは不明。英語版もアマゾンのセルフパブリッシングの一部門からの発売。
あらすじだけで見るとざっくり言って身代わり殺人的なストーリーかな? シリーズとしてはカーント刑事が主人公のはずなので、警察ものとして今後どのような題材がでてくるかは楽しみ。
Advertisement for Murder (A St. Ives Book Club Mystery 1) (English Edition)
- 作者: Nadine Doolittle
- 出版社/メーカー: Nadine Doolittle
- 発売日: 2019/10/01
- メディア: Kindle版
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『Advertisement for Murder』 by Nadine Doolittle
シリーズ名: St. Ives Book Club #1
カテゴリ: ミステリー
1975年、廃墟となった聖アイヴス修道院の裏手で、当時17才のジェニー・ブレイクの絞殺体が見つかった。犯人はまだ捕まっていない。
それから44年――。ローカル新聞に載ったミステリー読書会のお知らせを見てエリオット・マークスの自宅に集まった7人のなかに、エイヴリー・ホームズもいた。ところが、本の中ではなく現実の殺人事件を解決するのはどうか、とエリオットが提案し、手始めにジェニー・ブレイクを殺した犯人を見つけようと言いだした。
怪しいのはジェニーの元ボーイフレンドで今はアルコール依存でホームレスになっているジェシーか? それとも事件当時ジェニーと交際していた政治家ダンカンか? それともダンカンに捨てられたカレンはどうなのか。ジェニーの死を内心で喜んでいた図書館員アイダは無関係と言えるのか。エリオットとジェニーの関係は?
小説を書くかたわら、のんびりした田舎暮らしを楽しむつもりでセント・アイヴスにやってきたエイヴリーにしてみれば、過去の殺人事件をほじくり返すなんて危険でしかないのだが……。
過去に起きた未解決事件を掘りおこす、というとまるで『時効警察』ですが(笑)、エイヴリーとエリオット以外の読書会メンバーも元海軍将校から新米リポーターまでいろいろな経歴の人を集めたようで、肩の凝らない雰囲気が楽しめそう。
The Princess Beard: The Tales of Pell (The Tales of Pell Series Book 3) (English Edition)
- 作者: Kevin Hearne,Delilah S. Dawson
- 出版社/メーカー: Del Rey
- 発売日: 2019/10/08
- メディア: Kindle版
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『The Princess Beard』 by Kevin Hearne, Delilah Dawson
シリーズ名:Tales of Pell #3
カテゴリ:ファンタジー
棘だらけのバラに囲まれた魔法の塔で、その姫は眠っていた。目覚めたときに待っていたのは王子様――ではなく、伸び放題に伸びた髪と爪だった。でもべつにがっかりしたわけじゃない。ていうか、同意もなしにキスしてくるようなキモ男よりずっといい。
切りおとした髪を使って塔から逃げだした姫は、伸び放題のまま切らなかった髭を変装に活かし、海賊船に乗りこんだ。真実の愛――ではなく、ほんとうの自分を見つけるために。
おとぎ話をとことんおちょくった、おふざけ満載のシリーズ第3作。〈ペル〉という世界を舞台に、おとぎ話の「あるある」を笑いのめすわけだが、有名どころの童話や民話をひととおり知っていないと、もしかして面白さは半分かも? 神話や伝説、宗教的背景などなど、教養が試されそうでちょっとコワい。でもだからこそのぞいてみたい。