つぎはコレ読みたい ~コージーミステリ三昧~

果てしない積読山脈をじりじりと登攀中。未訳作品中心に、自分が読みたい本、みんなに読んでほしい本を紹介しています。

気になる新刊 ~2017年10月(その2)~

 

Mrs. Jeffries and the Three Wise Women (A Victorian Mystery)

Mrs. Jeffries and the Three Wise Women (A Victorian Mystery)

 

 

『Mrs. Jeffries and the Three Wise Women』 by Emily Brightwell

シリーズ名:Mrs. Jeffries #36

カテゴリ:家政婦、ビクトリアン

 

 アッパー・エドモントンの住人たちにとってはホリデーシーズンもいろんな意味で忙しい。ガイ・フォークス・ナイトを祝うパーティー席上でほかのゲストたちを侮辱したクリストファー・ギラニーが、祭りの花火の騒ぎに紛れて撃ち殺された。はじめは強盗のしわざと思われたものの、難航する捜査の指揮をまかされたのが、ほかでもないウィザースプーン警部補だ。クリスマス休暇を台無しにしてはたいへん、と今回もみんなの力を合わせます。

 

東京創元社の〈家政婦は名探偵〉シリーズ、あちらではもう36冊目ですってよ!(笑)

ぜひとも翻訳のほうも次々と出していただきたいものです。テレビシリーズの『ダウントンアビー』や、〈貧乏お嬢さま〉シリーズとはまた違う階級の人たちの暮らしぶりも興味深い、楽しいシリーズですものね。

 

期待度:★★★

 

 

The Quiche and the Dead (A Pie Town Mystery)

The Quiche and the Dead (A Pie Town Mystery)

 

 

『The Quiche and the Dead』 by Kirsten Weiss

シリーズ名:Pie Town Mystery #1

カテゴリ:パイショップ、レシピ付き

 

 婚約者とともにカリフォルニアの小さな町で新たな人生を歩み始めるはずだったヴァレンタイン・ハリスだが、わずか5か月で婚約者は去ってしまった。それでも、少なくともパイショップを開くという夢だけは叶えたわけだが、ある日、店内でパイを食べた常連客が突然死! 死因が毒殺だというので疑われたヴァレンタインと助手のシャーリーンは……。

 

 Kirsten Weissはファンタジー~スピリチュアルよりのミステリーをたくさん書いている作家。でもこのシリーズはそういう超常現象的な要素はないみたいで、ごく普通のコージーっぽいです。

 主人公のヴァルことヴァレンタインはまだ若いようですが、パイ生地担当のシャーリーンはなんと70代! 親子というより孫娘とおばあちゃんみたいな二人がどんな探偵コンビになるのか、気になります!

 

期待度:★★★★

 

 

The Secret, Book & Scone Society

The Secret, Book & Scone Society

 

 

『The Secret, Book & Scone Society』 by Ellery Adams

シリーズ名:Secret, Book & Scone Society #1

カテゴリ:書店、リゾート地

 

 ミラクル・スプリングスに集まる観光客が求めているのは、天然温泉や五つ星レストラン、有名スパリゾートで疲れをいやすこと。もしもそのどれもがうまく効いてくれなかったら――〈ミラクル・ブックス〉へどうぞ。ベーカリー直送の特製スコーンといっしょに本の話をすれば、店主のノラがあなたにぴったりの本を勧めてくれます。

 ところが、そんな客のひとりが予約時間をまえに事故死をとげると、ノラは自助グループ〈秘密と本とスコーンと〉のメンバーに呼びかけ、真相解明にむかって動き出す。

 

『文学効能辞典』を地で行くような書店が舞台。〈秘密と本とスコーンと〉のメンバーはみんな、かつて心に傷を負い、それぞれの暗い秘密を分かち合った仲間たち。犯人捜しで協力するうちに信頼や自信を取り戻していく。失意と再生の物語でもあるようで、女同士の友情の危うさと心強さが味わえそう。

 町の名前も店の名前もミラクルとついているように、どうやらこのスコーンにはミラクルなトッピングがしてあるみたいですよ……。

 

期待度:★★★★

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