The Witches' Tree: An Agatha Raisin Mystery (Agatha Raisin Mysteries)
- 作者: M. C. Beaton
- 出版社/メーカー: Minotaur Books
- 発売日: 2017/10/03
- メディア: Kindle版
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『The Witches’ Tree』 by M. C. Beaton
シリーズ名:Agatha Raisin Mystery #28
カテゴリ:
コッツウォルズ住民は天候不順には慣れているとはいえ、着任まもない教区牧師夫妻がサンプトン・ハーコートでのディナーパーティーから帰る道はことのほか霧が深かった。目を凝らしながら運転していると、村はずれでいきなり目の前に現れたのは、節くれだった木の枝からぶら下がった死体! 独身老女が殺されて村中が騒然となる中、不謹慎にも心が浮き立つアガサ。しかし魔女集団がいるという村では情報も集まりにくく、アガサは身の危険を感じるように……。
翻訳も順調に9作目まできた人気シリーズ、アガサ・レーズンの28作目(!)。本国ではドラマ化もされていますが、日本ではまだみられないんでしょうか(涙)。
期待度:★★★★
Baker’s Deadly Dozen (A Fresh-Baked Mystery Book 13) (English Edition)
- 作者: Livia J. Washburn
- 出版社/メーカー: Fire Star Press
- 発売日: 2017/10/13
- メディア: Kindle版
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『Baker’s Deadly Dozen』 by Livia J. Washburn
シリーズ名:Fresh-Baked Mystery #13
カテゴリ:料理、下宿屋、
友人のかわりに代替教員を務めることになったリディアとサムは、学校という現場の変わりように目を丸くしつつ、懐かしさも感じていた。朝早く起きて学校に行き、生徒たちやほかの先生たちとかかわり、課外活動の手伝いをするのは楽しいが、まさか課外活動中に死体を発見するとは想定外だった。
〈13日の金曜日〉ダンスパーティのさなかの事件で犯人と疑われたのは生徒のひとり。その少年に恋しているサムの孫娘はもちろん、フィリスもまた彼が犯人とは考えられない。
ランダムハウスからヴィレッジブックスに移って続くかと思いきや翻訳がストップしている「お料理名人の事件簿」シリーズ。毎回おいしそうなお料理も満載なのに、売れないのかなぁ・・・(号泣)。
期待度:★★★★
Death Overdue: A Haunted Library Mystery
- 作者: Allison Brook
- 出版社/メーカー: Crooked Lane Books
- 発売日: 2017/10/10
- メディア: Kindle版
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『Death Overdue』 by Allison Brook
シリーズ名:Haunted Library Mystery #1
カテゴリ:図書館、幽霊
クローバーリッジなんて田舎町には見切りをつけたはずのキャリー・シングルトンが図書館で開かれるイベントの責任者に抜擢されて驚いたのは、そこに司書の幽霊がいたこと。しかも、最初に取り掛かることになったイベントというのが、引退した元殺人課刑事アル・バックレイが依頼してきたもので、15年前に殺された図書館臨時職員ローラ・フォスターの事件を洗いなおしてほしいというのだ。ところがそのバックレイも、イベント参加者の目のまえで毒殺されてしまう。責任を感じて過去の事件を探りだすキャリーの味方は、なんでも知ってる司書の幽霊だ。
殺人事件の捜査に幽霊がかかわってくる話は、どうしてもズルしてるみたいでミステリとしてどうかと思ってはいるのだけど、コージーに登場する幽霊はたいていフレンドリーでユーモラスに描かれるから、翻訳されるチャンスもあるかな? 図書館という設定も本好きならいろんな「あるある」を楽しめるのではないかと期待してます。
期待度:★★★