今月は1作目を読んで続きも読みたいと思ったシリーズの新刊がぞくぞくと出ていて、悩ましい限りです。はやく追いつきたい・・・・(*´▽`*)
Muffin to Fear (A Merry Muffin Mystery)
- 作者: Victoria Hamilton
- 出版社/メーカー: Berkley
- 発売日: 2017/07/25
- メディア: Kindle版
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『Muffin to Fear』 by Victoria Hamilton
シリーズ名:Merry Muffin Mystery #5
カテゴリ:お菓子レシピ、古城、ゴーストハンター、
メリーが自分の結婚式の準備で大わらわだというのに、親友ピッシュはウインター城に幽霊がいることを明らかにしようとテレビ番組の取材を要請。ところがやってきた番組スタッフはどうにも息が合わない、というより反目しあって口論が絶えないようす。番組が製作できるのが奇跡に思えるほどだ。
スタッフが連れてきた霊能力者がここで殺された人と接触したと言い出すと、事態はさらに悪い方向へ。出演者がふたりも死体で発見されるにいたっては、一日でもはやく犯人を見つけなければ結婚式どころじゃないってば!
主人公メリー・ウインターは、ほとんどつきあいのなかった大叔父からウインター城を相続したのをきっかけに、ニューヨークでのスタイリストの仕事をやめ、得意のマフィン作りで商売を始めることにした。
スタイリスト時代からの親友でモデルをしていたピッシュもなぜか同居することに。複数飼いの猫たちが駆け回る広いお屋敷を舞台に、一見華やかな業界の人たちも出入りする本シリーズは注目しています。
期待度:★★★★
A Toast to Murder (Mack's Bar Mysteries)
- 作者: Allyson K. Abbott
- 出版社/メーカー: Kensington
- 発売日: 2017/07/25
- メディア: Kindle版
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『A Toast to Murder』 by Allyson K. Abbott
シリーズ名:Mack’s Bar Mystery #5
カテゴリ:バー、カクテルレシピ、素人探偵団、
ミルウォーキーの下町にも年末はやってくる。〈マックス・バー〉のオーナー、マッケンジーが新年に願うのはただ一つ、バーの用心棒ゲイリーを殺した犯人を捕まえること。バーの常連客たちからなる素人探偵団は招待客限定のパーティを企画して被疑者を誘いこんだはいいけれど、当の相手が冷たくなって見つかるとなると話は違ってくる・・・?
主人公のマックことマッケンジーは“共感覚”の持ち主。五感への刺激が互いに混線して、においに色や音がついていたり、音に味を感じたりしてしまう。その特殊能力を活かして警察の捜査に協力しているマック。もともとは父が経営していたバーを受け継いだマックが殺人事件に出くわすたびに、父のころからの常連客たちもそれぞれの得意分野で事件解決に協力してくれている。そういう仲の良いもの同士の居心地のよさと、新規客もフレンドリーに迎え入れる雰囲気のバーには自然と人が寄ってくるということか。
期待度:★★★★
Wrong Side of the Paw (A Bookmobile Cat Mystery)
- 作者: Laurie Cass
- 出版社/メーカー: Berkley
- 発売日: 2017/07/25
- メディア: Kindle版
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『Wrong Side of the Paw』 by Laurie Cass
シリーズ名:Bookmobile Cat Mystery #6
カテゴリ:移動図書館、猫、
今日も今日とて管内をめぐる移動図書館には看板猫のエディが乗りこんでいる。いつもはおとなしく利用客に愛嬌を振りまいている彼がひょいと飛び出していったら、それは死体発見のサイン? 今回エディが見つけたのは通りすがりのピックアップトラックの荷台に寝かされた死体。当然、運転していた地元の弁護士が疑われたわけだが、図書館員の性(さが)として、ミニーはもっと詳しく調べてみないことには納得できない・・・。
田舎の町にも公立の図書館があるのはよいことだけど、難点があるとすれば遠いこと? 広大な地域にぽつりぽつりと人が住んでいるような場所では、移動図書館が巡回してくれるほうがありがたいもの。ましてや、かわいい猫が乗りこんでいるとあれば子供たちは大喜び。湖に浮かぶボートハウスでの暮らしぶりもなかなかに興味深いシリーズです。
期待度:★★★