つぎはコレ読みたい ~積ん読は積ん徳なり~

積ん読は積ん徳。駆け出し翻訳者が毎月「コレ読みたい!」新刊本を紹介しています。ミステリ全般、コージーミステリ、SF&ファンタジーを中心に。

海辺の幽霊ゲストハウス E・J・コッパーマン

海辺の幽霊ゲストハウス (創元推理文庫)

海辺の幽霊ゲストハウス (創元推理文庫)

基本的に、幽霊が出てきたり魔法を使える人がいたりするスーパーナチュラルな作品は好みではないのだけど。だってコージーミステリって、ただでさえどこにでもいるようなフツーの人が毎回毎回殺人事件に巻きこまれるという無理矢理な設定の中でそれでも「ミステリ」を名のるからにはそれなりに捜査したり推理したりするわけだけど、そこへさらに超常現象が絡んできたら何でもありになりすぎでしょうが。

でもまあ、そう言ってると翻訳物ではどうしても数が限られることでもあるし、久しぶりに翻訳されたものを読みたくなったので手にとってみました。

訳者あとがきを読んだかぎりでは、主人公はDIYならお手の物、でも料理はからっきしだめな「女子力ゼロ」なシングルマザーだとか。そんなひとがゲストハウスなんてやっていけるのかしら? ゲストハウスってB&Bとか民宿みたいなものでしょ? 料理人をべつに雇うの? こういうのは主人公自身が腕をふるうのが定番というか、お楽しみの部分だと思うのだけど。そのへんをどう誘い込んでくれるか、期待してもいいかな?


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